ブログどす
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「一八、愛している…心から」いきなり現れて芝居がかった動作で歌うように口を開いた李の、いかにも性根のひん曲がった笑み。一八は素っ気なく一瞥をくれただけで、開いていた本を閉じると、こちらは意外にも真面目そうな顔つきで、「……俺は貴様のそう言う阿呆なところを案外気に入っているかもしれんな」自分に言い聞かせるように、そう言った。李は口をぽかんと開けて、ひどく狼狽えたようだった。
[0回]