三島一八様が大好きです

獅子丸くんの恋人妄想ってアリですかね。
嫁つながりで。

とりあえずサンプルこんなんで。
大丈夫なようなら書かせてください。

獅子丸君がブランコから飛んだ。ビューンと飛んで遠くに着地する。人ってあんなに飛べるんだ。
「結婚しようぜー」
遠くから獅子丸君がどなる。
「獅子丸君気が早いよ」
内心どきどきしていたけど、どきどきする事が多いから少し慣れてきたのかも。
「そうかあ？」
獅子丸君が戻ってくる。
「うん」
わたしは高校生で、獅子丸君は……なんて言うの？塾生、塾生って高校生と同じぐらいだったよね。同い年だし。
とにかく結婚には間違いなく早いよ。早いと思うな。
「じゃあいつならいいんだ？」
「えーとさ、とりあえず二十歳とか」
「そっか。じゃあ牛丼食べに行こうぜ」
「この間も食べたよ」
「じゃあお好み焼き」
「ひっくり返してね」
「おう」
獅子丸君がわたしと肩を組もうとしたので、
「そういうのは男同士がやるんだよ」
背丈だって結構違うし、酔っぱらいみたいになっちゃうし、恥ずかしいよ。絶対に。
「なんで？」
「……なんでも」
いいから直進行軍しようぜ、と言われてわたしは引きずられるようにしてお好み焼き屋へ行った。
モダン焼きとネギ焼きとスジ焼きと豚玉を食べた。そのうち豚玉だけは簡単だからと言われてわたしがひっくり返したけれど失敗して、それを獅子丸君が全部食べた。
ワリカンでいいよと言ったけれど、
「俺男だから」
五百円多く払ってもらった。
その日はまた肩を組んで帰って、お母さんにばれないよう近所の公園で解散。

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