ブログどす
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多少真面目なのと、不満というか毒らしいものも入っているので続きから
鉄拳6について整理するための吐き出し。
長い。
やや毒。
あと文章変。
よみづれぇ。
トレイラー作成の時点とこのシナリオ作成の時点で、
担当者や方針が大幅に変わっていたのではないかと思うのです。
その理由はいろいろありますが、
・トレイラーで主軸とされていた仁と一八の親子対決がほとんど描かれなかった点
これが方針の転換を感じた理由というか。
わたしが一八ファンであることを差し引いても、今回一八が蚊帳の外であるというのは感じる点です。
ただこれは上記にあるように、トレイラーで植え付けられていた先入観がおよぼす影響が大きいのだとも思います。
たとえば仁がまあ悪いよ、そんでラース立ち上がるよ、一八邪魔するよ、というトレイラーだった場合はたぶんここまでの失望はなかったと思います。
あれだけガチガチの仁と一八バトル、それで血統の反逆という謳い文句を上げておいて、結果血統の反逆をしていたのは仁一人でしたという結果には納得が若干いきません。
それもその血統の主軸が三島家のものであるという鉄拳のテーマから、デビルの血という別血統に変わっているのですし。
まあ一八さんは三島の血は~と言っていましたけど。
・数名のキャラに鉄拳5までとキャラの理解に違いがある
これは担当者の転換を感じた理由というか。
もともと格闘ゲームの鉄拳は最初こそ記号のようなシンプルな性格付けでスタートして、じょじょに関係が深まり、背景が描かれ、肉づけされた作品です。
最初からストーリーを楽しむものではないですから、他の格闘ゲームでもよくある話です。
だからキャラの性格にはだんだんと初期と違った点があるというのもまあわかります。
ですがなんとなく新規スタッフが多いのではないかと思うような、なんともいえない違和感が多いのです。
たとえばポール、ポールで一八ステージに行った場合積年のライバルだった設定などを覚えているファンも多いと思うんですが、それがまったく生きていないのです。
今回不遇の扱いだった韓国組も、鉄拳シリーズに流れる師匠と花郎二人の設定を一から読みなおせばなかなかこういう流れにはならないのじゃないかと思うのです。
花郎が今回あんまりリーダーらしくないという描かれ方でしたけど、あれっこの人兵役とかやっててかなり実力あったんじゃなかったっけかなーとか、そういう違和感がちょいちょいありました。
わたしは5ぐらいからやりだしてようつべで古い作品のエンディングを見たりするぐらいの浅いファンですけど、なんとなく感じるものはありました。
「このキャラこんな事いわんだろー」
みたいな。
しかしここで難しいのが、
それじゃ全部がキャラおかしいのか、といえばそんな事はないのです。
たとえば先日も描きましたが一八さんで各地を回るとそれはそれは面白い反応をしてくれます。
さまざまなところでらしさ全開なのです。
上でもあるポールですが、ポールのステージに一八さんで行くとちゃんとライバル宣言みたいなものをしてくれますし。
かわいいかわいいリリに馬鹿と言ってみたり、飛鳥に小娘と言ってみたり。
シャオにお父さん喧嘩はやめてーと言われて何のことやらさっぱりなあたり。
あと平八と会っての会話なんかわたしの知っている一八さんそのものでした。
一八さんだけじゃないです。ポールなんかも結構そうなんです。
なのになんだってこんなにチョイチョイいろいろ違うのかといえば、
シナリオがあるからです。例の。
・ラース、仁、アリサがクローズアップされている点
これはスタッフの変更と、方針の転換を感じた理由というか。
つまり、わりと新しいキャラクターで、設定の立てやすいキャラクターへスポットがあたっています。
あとはレイヴンですとか。
今までの設定によって得られるのは物語の厚み、骨組みだけではありません、縛りもあるのです。
たとえば一八さんは親を盾にしたり、親をガケから突き落としたり、冷血御曹司だったり。
そういう事実としての行動が積み重ねられた、歴史ある(と言っていいのか)人物はゲームの主役として動かしづらくなってきているのでしょう。
今回ペクの退場があったのもそれがあるのかもしれないです。
わかりませんけど。
平八もそうです、今回一八以上の空気でしたけど、あまりにも今まで積み上げてきたものが大きすぎて扱いにくいのだと思います。
平八と一八と仁の争い、だとすると今までと変わらない鉄拳なわけで。
そんな中一番ゲームの主人公として扱いやすい、動かしやすいのが善良な仁です。
その善良な仁が悪役になると言う事で物語の深み、鉄拳らしさを作り、そこに今までのしがらみの全くない、性格付けもされていない新しいキャラクター(ラース・アリサ)などで物語を打開・進展させていこうとスタッフは考えたのではないかと思います。
だから、おそらくあのトレーラーを作った時点ではあの物語出来てなかったんじゃないかと思うんです。
あのトレーラーは今までの鉄拳です。
対象が一八と仁という世代のズレこそあれ、血統の争いである鉄拳の物語そのものです。
それがいきなり製品になってから全く違うシナリオになっているからわたしは戸惑っているわけで。
ほんと勝手な予想ですが、次世代機に来て、鉄拳5と同じくアーケードモードとシナリオモードだけじゃボリューム少ないんじゃないかと思ってのあのシナリオキャンペーンモードなんじゃないでしょうか。
で、シナリオを動かすのも仁をボスにきめちゃったしアザゼル出すしとなると、ポールを始め古参キャラからはえこひいきになるかもしれないから選べない。
そこまで主要キャラは育ててない、いきなり仁倒すために立ちあがるのは花郎ぐらいしかいない。
でも花郎だと周りの人と絡ませるほどの設定が無い。
一八は悪役だし仁倒したら世界が真っ暗なので無理。
シャオじゃ……ゲームが変わる。
それにキャラの数だけはシナリオ用意できないしと。
そこでラースです。
とりあえず主人公となるべく三島の血をひいてますよっていう設定と、鉄拳衆という設定を用意しました。
更にアリサを追加しました。
鉄拳の世界を巡ってアザゼルを倒して仁は悪い子じゃなかったんだよーっていうシナリオを成立させるための、設定のズレなんじゃないかと。
古参組がワリ食ってるのはこの辺りじゃないかと。
シナリオにあわせるために、そわせるために色々と改変があったんじゃないでしょうか。
新しい事をやりたかったんだなぁってのはわかりました。
ここで鉄拳を革新してやるぜっていう。
シナリオを書いたのがとにかくラストだけ、アザゼルと仁のバトルっつーところだけあって、そこから逆にスタートへ線を引いていったんでしょう。
ラースとアリサという新しい設定を用いて。
ただ、鉄拳はシリーズです。
そこへ歴史のない新キャラが全てを覆して行くのは古いファンにはあまり受け入れられないでしょうし、何より言葉や行動に「らしさ」が無いので薄く見えるとは思いました。
だってたとえばポールあたりがアザゼル倒して次は宇宙だぜイエーとか言い出しても違和感ないけど、ラースはほんとあのシナリオしかないですから。
なんとなーく厚みがないんです。説得力というか。
ホラあれですって、新品の器に二百万って言われてもエーッていうか、
箱書やら由緒書きのついたふるーい器が五千万ならやっぱりねーっていうか。
個人のアリーナで見られるストーリーこそオマケみたいな扱いでしたが、鉄拳5でそれぞれのキャラクターにらしさがあったのが無くなっていると思いますよ。一八や李や平八はとりあえず前回をなぞって、飛鳥はリリとなんやら友情というか百合てきな。萌えた。
萌えましたけど。
つーか5の流れが良すぎたんじゃないですか?
基本的な流れを踏まえつつ、因縁ある相手と絡み、なさそうだけど絡んで面白そうなのが絡んで、最後のボスともらしく絡んで、らしいエンディング。
どのキャラもらしい感が満載だったと思うんです。
それが6で違うメニュー出された的な。
いやっ期待してたの違うこんなの期待してないよーっていう。
今までのでよかったじゃないどうしてこんなんしたのっていう。
アレですわ、美味しい老舗コロッケ屋が何か新しい事やろうぜって張り切って急にカレーをイチから売り始めたっつー。
それも老舗の味を生かしたコロッケカレーにすればいいのにコロッケは作り置きにされたっつー感じの。うーわコロッケ冷たいわーカレーまあ美味しいけどコロッケ食べたいわぁーっていう。でっていう。
それでここまで書いて萌えないのかって言われたら、
萌える。
悔しいっでもビクンビクンですよ。ほんと。
今まで絡んだ事のないキャラと喋る一八さんやら、ポールやら。
もう萌えて仕方ないですよ。
デビル仁に出くわして仁だとわかるのは花郎とシャオだけとか細かいとこで設定生かしてくるから腹立つわーもう。
そんでもって一八さんが仁が砂でぐーぐーしてる間に世界を掌握して次のボスって自然な一連の流れになってたらっつーとほんと萌える。
超萌える。
平八がここにきてまさかの復活とか。
まさかのまさかの
アザゼルを目の前に、ボロボロの仁!
かばう一八!!
「なぜ…」
「勘違いするな貴様を倒すのはry」
うおおおー
みたいな。
見たいな!見たい!いやどうなの見たいの見たくないの!
そんでもって仁をかばう一八!
2のオマージュで一八を盾にするかと思いきや、
「俺は過ちを繰り返さない!!」
って一八をかばいなおす仁みたいな。
へあああああん!!
とにかく次は古参組いっぱいでるといいねっていう!!
でっていう!!