ブログどす
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一八様にとって風間準はやっぱり特別です。
運命の女だと思ったと思います。
それは昔に亡くした一人目の運命の女、母親に代わる存在です。
風間準を守る事で、過去に遡って失った母も救う事になると考えたかもしれません。
けれど風間準も死にました。
「母さんはお前のせいで死んだんだ」
仁に言われて、
「それだけの女だっただけだ」
とか返してしまいます。もちろん仁には殴られ憎まれるでしょう。
三島一八の運命の女なら、殺されたりしない。
だから風間準は違った、運命の女では無かった。
でないと、そうでないと自分の無力があきらかになるからです。
三島一八なら、運命の女を守れたはずです。
しかし守れなかった、
でもそれは自分に力が無かったからじゃない、違ったからだ。
運命の女じゃない女が一人死んだだけだ、自分は奪われていない。
強烈な自己暗示でそう思わないともういい加減自分が保てない一八様は危ういです。
危ういから命の意識も薄いし、無謀な事もできるし。
デビルにより老いや衰えが少なくなっているのも拍車をかけています。
でもいつまでも嘘をつき続ける事は出来ません。
いつか自分の無力さを噛み締めて、運命の女の死を悔いるでしょう。
ほんとは全て、わかっているかもしれません。
でも今更そんな風に、普通の男みたいに振る舞えないから人を騙し、自分も騙された振りをし続けるでしょう。
みっともなく泣きわめき、
愛を叫び、
自らを呪い、
抱き締める、
そんなものは、
死んでからでも遅くない、
これはここに繋がって来ます。
死んだからと言ってそんなに急に変われるかどうかはわかりませんが。
自己保身。
臆病さ。
三島一八様は矛盾可愛いです。
そして準はすべてをわかっています。