ブログどす
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一八様は悪魔を得ました
そうして老いも飢えも眠りも忘れました
本当は怒りも悲しみも忘れるところだったのですが
それは一八様をかたちづくる大事なものだったのでそのままとなりました
一八様は悪魔を得て、かける事の無い望月となりました
そう、自分では思っていました
仁は一八様をあわれみました
一八様はすべてを手に入れたようで、全てを失ったのです
誰も一八様より長生きをせず死んでいきます
一八様の憎しみのみなもとである平八ですら死ぬでしょう
誰もが驚く長生きをしたとしても死ぬでしょう
飢えを忘れた一八様は、暑い日に飲む冷たい水を忘れました
一八様は悪魔を得て、かける事の無い望月となったのではありません、
何も無くただ闇に満たされた新月となったのです
それも、また満ちる事の無い新月です
なによりそれをわかっていない一八様がいっそうおろかであわれでした
時をかさねるうち怒りがおき火になりました
炎とていつまでも燃え盛ってはいられないのです
いつしか仁はふかくふかく一八様をあわれみました
「それでも俺がいるだろう」
仁もまた悪魔を得ています
たとい望まぬとしても悪魔は仁から死を拭い去ります
だから仁は一八様とおなじだけ生きて、おなじだけ孤独でしょう
それは一八様の孤独をいやすかどうかはわかりませんが、
そうなれば自分も少しは救われるだろうかと仁はうつらうつらと考えています
突然ですが団地萌えなんです
団地に住んだことはありませんが、あの密集感嫌いじゃないですむしろ好きです
ただわたしのイメージの団地は昭和の団地なので、今のきれいな団地とはかけ離れてます。棟に7とか数字入ってて、団地ごとになんか集落みたいになってるの。
築年数がけっこう経ってる団地なんか素敵です。隣との壁が薄くて生活音が筒抜け。
隣の生活が見えるようで見えていないのがエロい。
顔は見えないことのが多いのに、何時に風呂に入ったとか、どんなテレビ見てるかとか、何色の下着着てるかとかわかってる。怖いエロい。
そして偏見ですが団地の玄関は狭いイメージ。靴なんか脱ぎちらかってて、そこへ傘立てが身体にぶっつかって急いでいるのに倒れてきちゃう。
なんとなく薄らぐらいような玄関にセールスが来て、奥から部屋着の奥さんが出てきちゃう。
そんな二人が狭い玄関でもつれあうのとかいいな。
で、傘立てがぶつかって倒れちゃって、それで奥さんがはっとするの。
上がりかまちを超えたらもう不倫です。
奥さんの部屋干しの服とか、旦那さんのワイシャツとかかかってる部屋のなかでそんなんしてるの超萌える。
壁も薄いので声が抜けないよう必死。
でも隣の人の顔は知らない。隣の人も今奥さんと絡み合ってるのが旦那さんじゃないとはわからないはず。でも必死。
萌える。
まあ普通に新婚さんが団地に住んでるのが萌えって話ですけど。
駆け落ちしたお嬢さんと青年が家賃の安い団地に隠れ住むのとか萌えです。公営団地はたぶん足がついちゃうけど。
で、お嬢さんはせめて青年が仕事から帰ってきたときのために部屋をこまごまと片付けたり、不慣れな掃除に精を出す。
帰ってきたら靴も脱がずにちゅっちゅする駆け落ちカップル萌え。
お嬢さんは雑巾を絞っていたので背中に手を回せませんが、それ以上に青年が汚れているので無問題。でもかまわず抱きしめちゃう青年。
まあポルカズなんですがね^q^
まあポルカズなんですがね^q^
家事なんか到底できない一八様。掃除機でカーテン吸っちゃう。いろいろ倒しちゃう。
そのうち俺がこんなことするはずもないだろうみたいに開き直っちゃう一八様。むしろふてぶてしい一八様。
「…呆れたか」
嫌われるとは微塵も思っていないみたいな顔で、一応聞くあたりポール大好き一八様。
「いんや。飯にしようぜ」
細かい事あまり気にしないポール。それが一八様の目には男前に見えます。
「当然だな」
内心うれしい一八様。
ふとんとか買っちゃう。
すげー高いの買っちゃうよ。夜の生活の充実にはとか言われて値段も見ないでそれをよこせとか言っちゃう。
むしろ値段を見てもそれが高いかどうかとかあんまりわからない。
でも後でそれがボッタクリだとわかって、これではポールが怒るな別に怒られたってまったく!かまわんがしかしそれは面倒だあいつは貧乏症だからなとか思い直して、業者闇討ちしちゃう。そして最高級布団をぶんどる。転んでもタダでは起きない子。
そして夜の生活は充実するのでした。
まあそのうち駆け落ちが終わるとか思うと切なくなってきたしおなかすいた。
おなかすいた!!!!!!!
もうどっちでもいいや。
ショタチャオとショタズヤが一つ屋根の下に暮らしてたらほんとうにそこが桃源郷かもしれない。かもしれない。
ああ、この人が元凶だ。
仁はようやくわかったような気持ちになって目の前の麗人を盗み見る。
前髪をそよがせて目を伏せた李は、仁の視線に前から気づいていたのか含み笑いでまばたいた。
母親をなくした一八様にとって、衝撃的なぐらいに李が美しく思われていたら萌える。他にはなんか平八とか鉄拳衆とかそんなんばっかりだったから。
李も李で世の中を知っているので、養子に貰われる時は平八の妾にでもなるのかなとか冷めていたらいい。
それに反して平八はいさぎよすぎる位に李をただ養子として扱ったのでそれに戸惑って、逆に一八は李の美しさ(あくまで外見的なもの)にどんどん惹かれていく。李は内心出自の低さから一八様に引け目を感じていたのに、そんな下賤な自分に乳母日傘の御曹司である一八がのめりこむのが楽しくて仕方ない。あやうい仕草で一八様を翻弄する快感に李は目覚める。
一八様としてはすごく緊張しながらいっぱいっぱいで李を抱いていて、李は童貞食ってやったぜ堕としてやったぜざまあみろぐらいの二人の温度差がいい。そのうち逆転してもいい。
一八様の尻はまあ鉄拳衆あたりに食われててもそれはそれでそれはそれで。
ともかく一八様にとって李は美の基準となったらすごくいい。
だからハードルむっちゃ高い。
仁はそれに後で気づいて、だから一八様は面食いなんだとひとり納得していたらいい。
「一八は面食いだぞ」
「どうしてそう、言うんだ」
銀髪の悪魔は誇るでもなく、
「私の顔が好きだからな」
あっさりと仁に言った。仁はなぜだか赤面して、そうかと短い返答をした。
そんな感じ。そんな感じ。
もうかじゅやさまとりーが並んでいるだけでおいしいおいしいよ
おなかすいたけどこころはみちたりているよ
わたしきもちわるい
ポルカズでペアスケートとかいいよねとか本当にすみません!
「貴様が俺をリフトできるのか?」
冷たく腕組みしながら見上げられながら見下され、
「おう」
ってポールが自信満々に。
ボロくて刃のゆるんだスケート靴にジーンズにシャツでラフな貧乏ポール。
一方幼少のころから英才教育を受けて一流の設備やウエアを与えられた一八様。
二人のペアは上手くいくのだろうか?
「貴様俺のペアならば身だしなみぐらいしろ、なんだそのスケート靴は」
とか言って新しいの買ってあげたらいいよね!
ふ、フン、ボロ着てても格好いいがな!
みたいな。
っていうか男同士、
みたいな。
いいじゃないですか!夢ぐらい見たって!
「どうだ一八、俺のリフトいい眺めだろ」
「フン、悪くないな」
そのうちポールじゃない相手と組むと違和感を感じる一八様とかほんとにほんとにほんとにほんとにBLだー!!!
うああああ!眠い!のに!
うああああ!!これはいける!!!いけるぞ!!!
そのうち孤高の天才スケーター風間仁とか現れるんですね!
実は一八様はひとりになれるスピードスケート志望だったんですが、準が気になるので転向してたとかだと萌えますね!純情!
李はもちろんフィギュアです!技巧よりかは演技で。最後に薔薇を投げますよ。